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筋肉の緊張: 筋運動のアンバランス、冷気、反復運動による筋疲労、
外傷によるマイクロトラウマ |
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2. |
椎間板線維輪の断裂: 背骨の骨と骨の間には椎間板と呼ばれる軟骨があります。中心には髄核という水分があり、衝撃を吸収する作用や、様々な動きに対してスムーズな動きを背骨全体に与えています。この髄核の周りを取り巻いている線維輪が断裂を引き起こす事によって、椎間板ヘルニアや、ぎっくり腰、慢性腰痛などを引き起こす原因となっています。 |
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3. |
髄核の突出: 線維輪が断裂して中の髄核が外に張り出してくると、神経を圧迫して強い腰の痛みと太もも、膝の裏、ふくらはぎ、足の裏など坐骨神経に沿った痛み、痺れが出てきます。 |
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4. |
髄核の突出: 椎間板ヘルニアのことで、髄核が線維輪の断裂部位から突出して神経根を刺激するために、太もも、膝の裏、ふくらはぎ、足の裏など坐骨神経に沿った、強い痺れが出てきます。一般用語で言われる坐骨神経痛がこれにあたります。 |
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5. |
髄核の脱出: 線維輪から脱出した髄核が脊柱管の中を浮遊したり、周辺組織に浸潤することによって下肢に激痛を引き起こす状態です。手術が必要になることもあります。 |
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6. |
椎間板性の脊椎関節症: クッションの役割をしている椎間板が薄くなり、荷重が加わることによって関節に大きなストレスが生まれ、それによって椎間板と椎間関節に病変が引き起こされた状態をいいます。間欠的な痛みがあります。 |
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7. |
すべり症: 主に腰部と骨盤の間の背骨にひびが入り、前方に入り込んでいる状態です。これは強い腰痛や排尿障害を引き起こしたりする可能性が大きく完治は難しいのですが、症状の進行を抑え、痛みの軽減、又は予防することは可能です。 |
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8. |
医原病: 医療者の作り出す腰痛。手術の後遺症、造影剤・麻酔の副作用など。これには医学的知識を持たない治療者が行う整体治療、カイロプラクティク治療が含まれます。 |
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9. |
心因性: 精神的ストレスで生じる腰痛。考え方、思い方の間違いで、仕事、家庭、人間関係などで様々なマイナスイメージが不安を生み出し、自律神経のバランスを崩してしまいます。このような状態が交感神経を過剰にし、血管を持続的に収縮させ、血行障害を引き起こしてしまいます。 |
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10. |
骨盤、脊柱の歪み: 人間が様々な運動や機能を発揮するためには、軸となる脊柱(背骨)の安定性と体重を左右の下肢に分散化する骨盤の安定性が非常に重要になってきます。これらが歪んでいたり、バランスに偏りがある場合、左右のどちらか一方の筋肉や靭帯、関節に大きなストレスが加わることとなります。骨盤、脊柱のバランスは大脳、小脳といった神経系で調節されており、この神経系を介した治療によって身体のバランスを取り戻すことが出来ます。 |
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11. |
アレルギー: 食物アレルギーがある場合、色々なところに「むくみ」が起こります。この「むくみ」が腰の神経周囲に起こりますと、腰痛や坐骨神経痛を引き起こします。 |
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12. |
捻挫と挫傷: スポーツでの怪我や自動車事故による後遺症が原因となって現れる腰痛です。靭帯や筋肉の損傷の持続、もしくは事故による精神的トラウマが痛みを引き起こしている可能性が考えられます。 |
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13. |
腰椎・関節の奇形: 腰椎は普通5つの骨があるのですが、中には奇形で6個あったり、4個しかない人がいます。正常な腰椎と比べて異常なストレスがかかるため、腰痛を引き起こすことが多いのです。また、トロピズムといって関節の位置が先天的に非対称であると左右の腰部の運動を制限し、他の関節に過剰なストレスを加え腰痛を引き起こすことがあります。 |
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14. |
癌などの内臓疾患: 内臓の障害は、身体の表面に関連痛として現れてくることがあります。夜間痛が特徴で病院での検査、診断、治療が必要になってきます。 |
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交感神経過緊張症: 大脳機能の低下により交感神経系が優位になると、血管が収縮して血流が悪くなります。このような状態により、背骨から排出される静脈血がうっ血して脊髄を圧迫すると、腰痛が引き起こされます。また、坐骨神経に栄養を供給する血液の流れが低下すると、下肢の痛みや痺れが現れてきます。 |
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左右の大脳のアンバランス: 左右の大脳の働きに偏りが生じると、それらが支配している筋肉の働きにも左右差が生じます。成長期のお子さんにこの偏りが生じると、側弯症を生じ、成長障害や腰痛・背部痛へと発展する危険性があります。 |